英国から帰国のパイロットと家族“変異種”
イギリスから帰国した国際線のパイロットと、渡航歴のないその家族から、感染力が強い新型コロナウイルスの変異種が確認されました。
変異種のウイルスが検出されたのは、今月16日にイギリスから帰国した東京都の30代の国際線パイロットの男性とその家族で、渡航歴がない20代の女性です。
男性は21日にせきなどを発症したため、医療機関を受診して感染が判明していました。2人とも都内の医療機関に入院しています。
そのほかの濃厚接触者は3人で、1人は陰性でしたが、残る2人は自宅などで待機しているということです。
空港検疫以外での変異種の検出は初めてで、また、渡航歴のない人が国内で変異種に感染したのも初めてです。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「今回は国内での発症そういった症例が2例あったということになりますから、やはり変異株の症例が今後も増える可能性があると思っています」
国際線の乗務員などは、空港での検査が免除されていますが、25日からイギリス便については検査を要請しているということです。