諏訪之瀬島で大きな噴火 噴石に警戒を
気象庁は、鹿児島県の諏訪之瀬島で、大きな噴火が発生したと発表し、噴火警戒レベルを、入山規制を示す「3」に引き上げました。火口から2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、28日午前2時48分頃、鹿児島県十島村の諏訪之瀬島で、これまでよりも大きな噴火が発生したということです。大きな噴石が警戒範囲の1キロを超えて、1.3キロまで飛散したため、気象庁は、警戒レベルを入山規制を示す「3」に引き上げ、御岳火口から2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
諏訪之瀬島では、今月21日頃から噴火の回数が増え、21日から27日までに、380回を超える噴火が観測されていました。
諏訪之瀬島は、鹿児島市から南へおよそ300キロに位置する人口80人程度の火山島で、御岳火口からおよそ4キロ離れたところに集落があります。
鹿児島県の危機管理防災課によりますと、28日午前4時20分現在、人や建物の被害の情報は入っていないということです。
また、総理大臣官邸は28日午前2時51分、官邸危機管理センターに情報連絡室を設置しました。