東京分析会議“2週間待たず入院病床不足”
新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都内で7日、新たに2447人の感染が確認されました。こうした中、東京都の感染状況を分析する会議は、「2週間を待たずに、入院病床が足りなくなる」と強く警告しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規の陽性者数の増加を徹底的に抑制しなければいけない。そういう状況であります」
東京都医師会・猪口正孝副会長「2週間後を待たずに、(入院患者が)確保した4000床を大幅に超える可能性があります」
都の分析会議では、感染状況、医療提供体制ともに最も深刻な警戒レベルを維持しました。特に、入院が必要な患者が、「すでに多いのにもっと増えた」状態だとし、重症患者用の病床がひっ迫しているとしてとにかく感染者を減らすしかないと呼びかけました。
また、20代から60代の感染者で、接触歴が分からない人が60%を超えているとして、どこでいつ感染したか、そこに誰がいたのかなど、感染経路が追えなくなっていることに危機感が示されました。
小池知事は、感染者を減らすには人の流れを減らす必要があるとして、飲食店の営業時間短縮だけでなく、テレワーク、時差通勤を強力に進めてほしいと改めて呼びかけました。