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都の分析会議…最も深刻な警戒レベルを維持

2020年12月24日 21:50
都の分析会議…最も深刻な警戒レベルを維持

新型コロナの感染拡大が続く東京都は、24日、分析会議を開き、感染者と入院患者が、高い水準で増加していることから、最も深刻な警戒レベルを維持しました。

東京都医師会・猪口正孝副会長「入院患者数が非常に高い水準のまま増加しており、医療提供体制の深刻な機能不全や、保健所業務の支障の発生が予想されます」

感染者の増加に伴い、都内では、入院患者も最多の2100人を超えたことなどから、専門家は、「今の増加比が続けば、年末年始に休日体制となる医療機関の許容範囲を超え、医療提供体制の深刻な機能不全が予想される」と強い危機感を示しました。

また、感染者数の7日間平均も、前の週のおよそ513人から、およそ617人まで急速に増加したとして、「爆発的に増加する前に、感染者の増加を徹底的に防がなければならない」と、指摘しました。都は、感染拡大に歯止めがかからないことから、「感染状況」と「医療提供体制」共に、最も深刻な警戒レベルを維持しました。

小池都知事「きょうはクリスマスイブですよね。感染がここを機にまた拡大する恐れがございます。そのことは結果として年末年始の医療提供体制を直撃することになる。おうちで静かにサイレントナイトこれをお過ごしいただきたい」

小池知事は、改めて、クリスマスや忘年会の会食を控え、外出と帰省も自粛するよう呼びかけました。