【天気】“爆弾低気圧”で今夜は猛吹雪警戒
■7日(木)
【全国の天気】
7日は西日本から今季一番の強い寒気が流れ込んできています。この寒気の影響もあり、日本海で急速に低気圧が発達しながら、東北地方に向かって進んでいます。
この低気圧は6日午後3時に発生した時点で1016hPaでしたが、7日午後3時の段階ですでに988hPaとなっており、24時間で28hPaも気圧が下がっているため、いわゆる爆弾低気圧と呼ばれる危険な低気圧となっています。
この影響で、日本海側を中心に台風並みの暴風が吹き荒れていて、1月の観測史上1位、あるいは観測史上1位の暴風を観測した所も多くなっています。
<最大瞬間風速(7日午後5時まで)>
飛島(山形) 42.2メートル
能登空港(石川)39.6メートル
両津(新潟) 38.5メートル
羽咋(石川) 36.0メートル
間人(京都) 33.3メートル など。
“爆弾低気圧”は7日夜に東北地方を通過したあと、三陸沖に抜ける見込みで、この低気圧の吹き返しによる猛烈な風と雪の影響で、日付が変わる頃までは特に東北の日本海側(秋田や山形の沿岸部が中心)で猛吹雪に見舞われるおそれがあります。猛吹雪の時間は比較的短いものの、見通しのほとんどきかないホワイトアウト状態になるおそれもあり、厳重な警戒が必要です。
最高気温は関東以北で6日より上がった所もありますが、寒波の襲来してきた西日本では真冬の寒さとなり、しかも夕方にはすでに氷点下まで下がっている所も多く、まさに極寒状態となっています。
<7日の最高気温(前日差)>
札幌 -3.5℃(真冬、-1)
仙台 8.5℃(3月中、+6)
新潟 5.7℃(真冬、+2)
東京都心 12.7℃(3月上、+6)
名古屋 8.1℃(真冬、-3)
大阪 7.5℃(真冬、-1)
高知 7.8℃(真冬、-3)
福岡 5.7℃(真冬、-3)
【関東の天気】
各地で晴れて最高気温は11℃から13℃位まで上がり、3月上旬から中旬並みの所が多くなりました。ところが関東も“爆弾低気圧”に伴って風が非常に強く吹き、沿岸部では暴風が吹き荒れました。
<7日午後5時までの最大瞬間風速>
千葉 29.8メートル
横浜 25.8メートル
羽田空港 24.7メートル
東京都心 21.5メートル など。
■8日(金)
【全国の予報】
“爆弾低気圧”は北海道の東へ遠ざかるため、7日に吹き荒れた非常に強い風はトーンダウンする所が多いでしょう。
とはいえ、西回りで流れ込んできた最強寒波にスッポリと覆われるため、引き続き、日本海側は北陸を中心に大雪となり、九州などの平地でも雪が積もる可能性があります。さらに北海道の日本海側は局地的に発生する低気圧の影響で、7日以上の猛吹雪となる所があるかもしれません。
また極寒となる所も多く、朝はもちろん、日中の寒さも際立ち、西日本でもようやくプラスの気温に、という所もありそうです。
<8日の最高気温(前日差)>
札幌 -5℃(真冬、-2)
仙台 -1℃(真冬、-9)
新潟 0℃(真冬、-6)
東京都心 7℃(真冬、-6)
名古屋 4℃(真冬、-4)
大阪 4℃(真冬、-3)
高知 5℃(真冬、-3)
鳥取 0℃(真冬、-3)
広島 2℃(真冬、-3)
福岡 1℃(真冬、-5)
【8日の関東の予報】
7日に吹き荒れた非常に強い風は収まりますが、強い寒気にスッポリと覆われるため、厳しい寒さとなるでしょう。
<8日の予想最低気温(前日差)>
東京都心 -1℃(真冬、-3)
横浜 1℃(真冬、-2)
千葉 1℃(真冬、-3)
前橋 -3℃(真冬、-4)
宇都宮 -4℃(真冬、-4)
水戸 -4℃(真冬、-6)
<8日の予想最高気温(前日差)>
晴れてもやっと5℃を少し上回る程度の所が多く、まさに厳しい寒さの冬晴れとなりそうです。
東京都心 7℃(真冬、-6)
横浜 6℃(真冬、-5)
千葉 7℃(真冬、-5)
前橋 6℃(真冬、-5)
宇都宮 3℃(真冬、-9)
水戸 5℃(真冬、-7)