東北新幹線 緊急停車の直前か停止後に脱線か
16日に宮城県と福島県で震度6強を観測した地震で脱線した東北新幹線について、JR東日本は非常ブレーキが作動して緊急停車する直前か停止したあとに脱線した可能性があると発表しました。
16日夜に福島県沖で発生した地震で東北新幹線やまびこ223号は宮城県白石市の白石蔵王駅からおよそ2キロメートルの地点で17両のうち16両が脱線しました。
JR東日本は25日、やまびこ223号が時速およそ150キロで走行中に地震が発生し、非常ブレーキが作動したあと、緊急停車する直前か停止したタイミングで脱線した可能性があると明らかにしました。
また、新たに乗客1人がけがをしていたことがわかったと発表しました。首や腕に痛みがあるものの、入院はしていないということです。脱線によるけが人は4人となりました。
脱線現場では現在、車両を線路に戻し移動させる作業が行われていて、来月2日ごろにはすべての車両を白石蔵王駅に収容したいとしています。
全線での運転再開は来月20日前後を予定しています。