岩手・野田村で震度5強 津波の心配なし
18日午後11時25分頃、岩手県で震度5強を観測する強い地震がありました。この地震による津波の心配はないということです。
気象庁によりますと、午後11時25分ごろ、岩手県沖を震源とする強い地震がありました。震源の深さは20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されています。
この地震で、岩手県の野田村で震度5強、普代村では震度5弱の強い揺れを観測しました。この地震による津波の心配はないということです。
気象庁はこの後、19日午前1時25分から緊急の会見を開き、今後の注意点や、地震活動の見通しについて説明することにしています。
東北地方の太平洋沖では16日夜にも福島沖を震源とする最大震度6強の地震がありました。地震の専門家や気象庁が参加する政府の地震調査委員会は17日夜、「東北の太平洋沖では、東日本大震災が起きる前よりも地震の数が多い状況が続いている」とした上で、「今後も長期間にわたり東北の太平洋沖やその周辺では規模が大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と注意を呼びかけていました。
揺れが強かった地域は、今後も、突然の揺れに十分な注意が必要です。