沖縄県議会、陸自訓練場「白紙撤回」の意見書を全会一致で可決
沖縄県うるま市で防衛省が建設を計画する陸上自衛隊の訓練場について、沖縄県議会は計画の「白紙撤回」を求める意見書を全会一致で可決しました。
防衛省は沖縄の陸上自衛隊の部隊の増強に伴い、うるま市石川地区にあるゴルフ場跡地を取得し、訓練場を建設する計画を明らかにしています。
この計画に対し、地元の自治会は予定地が住宅地や教育施設に近いことを理由に反対するなど、撤回を求める動きが県内に広がっています。
こうした中、沖縄県議会は7日の本会議で、計画の「白紙撤回」を求める意見書を自民党系会派も含めた全会一致で可決しました。
これまでに玉城県知事や、うるま市長も計画「断念」を求めていますが、防衛省は用地取得後の「利用のあり方を改めて検討する」とする一方、「白紙撤回」には応じていません。