文科省 受験生が“不安なく”各所に協力を
来週末に迫った大学入学共通テストからはじまる本格的な大学入試シーズンを前に、文部科学省は受験生が少しでも不安なく受験できるよう、健康管理や会場での感染症対策、受験生の移動などについて、関係各所に協力を求めました。
文部科学省は7日、大学入学共通テストを受験する生徒の事前の健康観察や感染症対策を徹底するよう、全国の教育委員会などに通知しました。
受験生は、自主検温を確実に実施し健康観察を徹底すること、試験場内では常にマスクを着用し、休憩時間なども他の受験生と会話や食事などの接触を極力避けることなどを求めています。
国公私立大学長には、受験会場での感染症対策の徹底を改めて求めています。
大学入学共通テストでは、開始前ごとに体調不良者の有無を必ず確認すること、体調不良の申し出がない受験生でも咳などの症状で他の受験生に影響があると判断された人は休養室へ誘導することなど、各大学が実施者として責任を持って対応することとしています。
そして、全国知事会に対しては、緊急事態宣言も出され各都道府県の感染状況によって、人の移動に関する自粛要請が必要となる場合でも、受験生が県境を越えて移動することに影響が生じないよう、配慮を求めています。