静岡県焼津市は、成人式「はたちの集い」を開催しました。新型コロナウイルスの感染対策にとった手段とは？

晴天に恵まれた焼津漁港。続々とやってきた車に乗っていたのは、漁業関係者ではなく、晴れ着姿の新成人たちです。

焼津市は、１都３県に緊急事態宣言が出される前に帰省した新成人もいることから、成人式の実施を決めました。感染症対策として、会場は野外に変更し、車の中で出席してもらうドライブイン方式にしたのです。

出席者には、２週間の体温などを記載した健康チェックシートの提出を義務付けました。

式は３回に分けて行われ、１回目の式には１６０台が集まり、家族や友人とともに車の中で祝福を受けました。

新成人「周りの市が成人式を中止する中で、開催してもらえるだけでありがたい」

新成人「一生に一度のことなので、やってくれるだけでもありがたい。ちゃんと自覚をもってやっていきたいと思います」

新成人の母親「最初はびっくりしたが、安全面を考えるとありがたかった」

式では、新成人の代表が誓いの言葉、恩師らが祝辞を述べるなどし、およそ３０分で終了しました。帰省を自粛して出席できなかった新成人には式の様子をライブ配信したということです。