コロナ後遺症で脱毛苦しむ女性…伝えたい事
関西地方に住む大学院生の20代の女性。新型コロナウイルスの後遺症を訴えていて、脱毛の症状に苦しんでいます。自分のような症状で苦しむ人がいることを知ってほしい、そして、今後、同じように苦しむ人が少しでも減ってほしいという思いから、今回、『news zero』の取材に応じてくれました。
後遺症とされる症状に悩む女性(20代)「今までずっと健康だったので、この短期間にコロナ後遺症で何度も救急車で搬送されるとは思っていませんでした」
女性によりますと、最初に発熱などの症状が出たのは、去年7月のことでした。1か月以上がたってようやくPCR検査を受けられましたが、このときの結果は陰性。しかし、市販の抗体検査キットで調べると、陽性判定だったといいます。
その後、去年10月に「後遺症外来」があるクリニックを受診したところ、「新型コロナの後遺症」と診断されました。
20代の女性が、中でも悩んでいる症状が「脱毛」でした。
後遺症とされる症状に悩む女性(20代)「今は“脱毛”にすごく悩まされてまして、手で髪をすくだけで10本以上、一気に髪が抜け落ちてしまう状態で」
女性は抜けた髪の毛を記録として撮影していました。診断した医師によると、コロナの後遺症として脱毛がみられるケースは少なくないといいます。
後遺症とされる症状に悩む女性(20代)「外出する時は帽子やフードなどで頭を隠している状態です。なので今回も帽子の状態での取材で本当にすみません…」「自分の体調がひどく悪かったので…すみません(涙声)」「髪の毛がやはりかなり目立つので、ちょっと就職もしづらいので、この先、一体どうしていいのか」
大学院を退学することも考えているという女性。重症になりづらいから大丈夫、と考えている若い世代にむけてこう訴えます。
後遺症とされる症状に悩む女性(20代)「自分がかかったつらさや、それによって人生が、今後の進路に大きく影響が出たので」「慎重に、健康や体調に気を使ってほしいと思います」
(1月7日放送『news zero』より)