６４３４人が犠牲となった阪神淡路大震災から１７日で２６年です。地震が発生した午前５時４６分、神戸は祈りに包まれました。

追悼の集いが行われている神戸市の東遊園地。１年前はおよそ５万人が訪れましたが、緊急事態宣言の期間中ということで、例年に比べ、人出は少ない印象です。今年、灯篭を並べて描かれたのは、「がんばろう」の文字です。震災直後から「がんばろう神戸」が復興への合言葉になったことから選ばれました。地震が発生した午前５時４６分、神戸は祈りの時を迎えました。

今年は、新型コロナウイルスの影響で、追悼行事の多くが縮小を迫られました。ここ、東遊園地で行われている「１．１７のつどい」も、訪れる人が集中しないよう、１６日から灯篭にあかりを灯すなど、対策を講じての開催となりました。東京の会場での追悼行事は中止となりましたが、オンラインで祈りの場が設けられています。

新たな祈りの形が広がりをみせる中、被災者の高齢化も進んでいて、震災の教訓を次の世代にどうつないでいくか、課題が残されています。