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時短影響“夕食難民”に新サービス続々登場

2021年1月27日 19:52
時短影響“夕食難民”に新サービス続々登場

飲食店の時短営業の影響で、夕食に困っている人も多いのではないでしょうか。自炊したくてもできない人に注目のテイクアウトで、から揚げ2倍のサービスや、これまでより「日持ち」するお総菜などが次々と登場しています。

飲食店などで午後8時までの時短営業が行われ、街で聞こえてきたのが…。

20代会社員「開いてれば(店に)行くけど、開いてないので家に帰ることが多い」

20代会社員「仕事が忙しくてご飯食べてる時間ない人は、午後8時以降(店で)食べられないから、コンビニにしようと」

営業中に飲食店に行けなかったり、自炊するには時間がなかったりという声。

そんな需要にも応えるため、中華料理のファミリーレストラン「バーミヤン」では、サクサクに揚がったジューシーな鶏ムネ肉のから揚げが入ったテイクアウトの料理を買うと――

バーミヤンオペレーション推進リーダー・齋藤剛さん「お弁当や大皿プレートに、から揚げを通常の倍盛り付けるキャンペーンを始めた」

から揚げの数が倍に!通常4個のから揚げが入ったお弁当は8個になり、6個入ったテイクアウトのプレートは12個になります。

バーミヤン・齋藤さん「会社帰りのお客さまから、選択肢の1つとして選んでいただいて、大変好評です」

現在、店内での飲食は午後8時までとなっていますが、テイクアウトの場合は、店舗によっては午後10時まで販売しているということです。

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買い物に行く時間がなかなかとれない人にとって、うれしい“新しいお総菜も”登場しました。

キユーピー 新規市場開発担当・藤原かおり上席執行役員「お総菜なんですが、おいしさと日持ちが両立する新しい領域」

大手食品会社キユーピーが、去年9月から販売しているのは、電子レンジで温めるだけのチキンのトマト煮込みや、殻がむいてあるので、開封後すぐに食べられる、ゆで卵などの日持ちするお総菜。

キユーピー・藤原さん「お総菜売り場は『きょうか明日までに食べてください』というのが多かったと思う。それだと、3日に1回の買い物だと、たくさん買えません。そういったニーズにお応えする形で」

一般的なお総菜の賞味期限が1日、2日に対して、こちらの商品は30日ほどだといいます。

キユーピー・藤原さん「冷蔵庫開けて『よかった!これあった』と思ってもらえる商品だと思う」

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再び、おうち時間が増える中、どうせなら楽しんで食事をしたいという人に向け、アップルパイが人気のお店では、自宅で本格的なアップルパイを作るセットを販売しています。

マミーズ 専務取締役・小松麻梨子さんは「お店で使っているものと全く同じ、長野県産のふじりんご。パイ生地と手作りのカスタードが、3つセットで自宅に届くようになっています。外食もなかなかできなかったり、我慢している中で、ぜひご家族と何かできることの1つとして、おいしいケーキ作りをしていただければ」と話します。

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新型コロナウイルスの影響が続き、観光客が激減した沖縄。お土産の定番「紅いもタルト」を製造・販売をする会社は、“おうちご飯”向けに新たな商品を開発しました。

御菓子御殿販売本部・嵩田直樹部長「紅いもを使った『紅いもカレー』という商品を作りました。観光客が、すごい激減してしまって、紅いもの在庫もたくさん余ってしまって、そこで何かに生かせないかと、カレーに」

ペースト状にした紅いもを加えたルーに、具材にも紅いもを入れているといいます。

来月7日まで続く緊急事態宣言。夕食に困った人の受け皿となるような商品は、今後も広がりを見せそうです。