両陛下、熊本豪雨被災地オンラインお見舞い
天皇皇后両陛下は27日、去年7月の豪雨で甚大な被害が出た熊本県の被災地を初めてオンラインでお見舞いされました。
天皇皇后両陛下は27日午後、熊本県や4つの市町村とお住まいをインターネットでつなぎ、被災地を見舞われました。
去年の7月豪雨により熊本県では、死者行方不明者67人という甚大な被害が出ました。
両陛下は、人吉市や八代市、芦北町、球磨村の被災状況をビデオで見たあと、被災した人や災害対応に尽力した人たちの話に耳を傾けられました。
天皇陛下は、新型コロナウイルスもあり子供たちに元気が無くなってきていると聞いて、「ご心配ですね」と子供たちの心のケアを気にかけ、皇后さまは、「大勢の方の救助に尽力されて、ありがたく感じております」と災害対応をねぎらわれていました。
熊本・八代市(自衛隊のヘリコプターで救助)山方香代さん(45)「半年以上たちましたけど、なかなか前に進んでいる感じがないので温かいお言葉をいただいてありがたいと思います」
両陛下は、豪雨被害の後お見舞いを強く希望されていましたが、新型コロナウイルスのため訪問はかなわず、オンライン形式になりました。両陛下のオンラインでの被災地お見舞いは初めてです。