東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長は、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のバッハ会長と電話会談を行い、日本の新型コロナウイルスワクチン接種の進捗（しんちょく）状況を説明しました。

森会長ら組織委員会はバッハ会長との電話会談で、ワクチンについて来月下旬から医療従事者に対し接種が始まることなど日本の進捗状況を説明しました。バッハ会長は「日本で大勢の人ができるだけ早く接種できることを期待したい」と話していたということです。

また来月には、大会開催にむけ橋本担当大臣、小池都知事を含めた４者会談を行うことが決まったと明かしました。

観客については話題にあがらなかったとした上で森会長は無観客での開催について「そういうことはしたくないが、考えておかなかったらシミュレーションにならない」と選択肢の一つであることを示唆しました。