新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに８６８人の感染が確認されました。都内の感染者は、２日ぶりに１０００人を下回りました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から１００歳以上までの８６８人で、年代別では、２０代が１７２人で最も多くなっています。６５歳以上の高齢者は２２５人で、全体のおよそ２６％を占め、高齢者の割合は増加しています。

直近７日間の感染者数の平均は、９４３．６人となり、２２日の１３９５人から大きく減少しています。重症者は３人減って１４７人でした。

東京都・小池知事「感染状況、医療提供体制、厳しいと。危機的状況だという認識でございます。今のような状況が続く場合は、さらなる対策の強化も選択肢としてあり得ると思いますが、そうならないために、ここで頑張るんだという意識を皆さんと共有させていただきたい」

一方、都庁内では、緊急事態宣言の延長は「不可避」との見方が大勢ですが、小池知事は、「ここが分岐点だと思って、人との接触を抑える行動をさらに徹底してもらいたい」と呼びかけました。

沖縄県の玉城知事は、新型コロナウイルスの感染者が急増している宮古島市に、陸上自衛隊の災害派遣を要請しました。派遣を要請したのは看護官ら５人程度です。玉城知事は、今月あった宮古島市長選挙と感染拡大との関連を否定できないとしています。