４日（木）は低気圧が日本海を東進し、北陸や北日本日本海側を中心に猛吹雪のおそれがあります。そしてこの低気圧の影響で、関東では『春一番』が吹く可能性があります。

■全国の天気

◆きょう３日（水）は例年より一日早い立春…寒い一日に

例年より一日早く立春となった３日（水）は、暦の上では春となりましたが、各地で気温は上がらず、冷たい季節風も吹いて、寒い一日となりました。

特に北日本では最高気温（前日差）が旭川で－１０．４℃（－１５）、札幌で－８．４℃（－１５）、青森で－５．１℃（－１２）など、２日（火）より１０℃以上低く凍える寒さとなったほか、太平洋側でも、東京都心で１１．８℃（－４）、名古屋で６．５℃（－７）、大阪で８．２℃（－５）となるなど、軒並み寒い春の始まりとなりました。

◆あす４日（木）は『春一番』の可能性も

４日（木）は低気圧が日本海を東進し、北日本を通過する見込みです。この影響で北陸や北日本日本海側を中心に風や雪が強まり、猛吹雪となるところもあるでしょう。

そしてこの低気圧の影響で、関東では『春一番』が吹く可能性もあります。


■そもそも春一番とは？

この『春一番』とは、立春から春分の間に、初めて強い南風が吹いた時に発表されるものですが、関東で『春一番』が発表されるには、その他にもいくつかの条件があります。

それは、

　（１）立春から春分までの期間に限る。
　（２）日本海に低気圧がある。低気圧が発達すればより理想的である。
　（３）関東地方に強い南風が吹き昇温する。（具体的には東京において最大風速８．０ｍ／ｓ以上の南寄りの風）

となっています。

４日（木）は立春も過ぎ、日本海に低気圧もあり、南西風も強く吹きそうです。気温は３日（水）と大きくは変わりませんが、それでも１～３℃ほど高くなる予想です。

これまでの記録では、１９８８年２月５日に発表された『春一番』がもっとも早い記録となっていて、仮に４日（木）に春一番が発表されれば、この記録を更新し、過去最早となります。

あす４日（木）、実際に春一番は発表されるのか、注目されます。