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東京都 減少傾向も“医療ひっ迫”に危機感

2021年2月10日 15:17
東京都 減少傾向も“医療ひっ迫”に危機感

東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、専門家から、高齢者への感染拡大が続き、医療体制のひっ迫が長期化しているとの危機感が示されました。

東京都医師会・猪口正孝副会長「入院患者数は大きく減少することなく非常に高い水準で推移しており、医療提供体制のひっ迫は長期化している。重症化リスクの高い高齢者層の新規陽性者数を減らし、重症患者数を減少させることが最も重要である」

会議で、専門家からは、感染者数は減少傾向にあるものの、高齢者施設などでクラスターが多発し、高齢者の感染が高止まりしていることから、入院患者は2600人を超えるなど、医療体制のひっ迫が長期化していると危機感が示されました。

また、死者も前週の98人から今週は141人に急激に増加し、このうち133人は70代以上でした。そのため専門家は、「高齢層の感染者を減らし、重症患者を減少させることが最も重要」だと指摘しました。

また、都内では昼間の人の流れが増えているとの分析が示され、小池知事は、「感染をリバウンドさせないためにも、昼夜を問わず外出自粛を徹底して欲しい」と呼びかけました。

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