10都府県を分析 厚労省専門家会議始まる
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緊急事態宣言が発出されている10都府県などの最新の感染状況について、11日午前から厚生労働省の専門家の会議が分析を行っています。
厚労省のアドバイザリーボードは、午前11時半から始まり、10都府県を中心に感染状況を分析しています。愛知県、岐阜県、福岡県では新規感染者数は減少していて、東京都でも10日まで4日連続で500人を下回っています。
しかし、病床のひっ迫は依然、続いていて、これまでにも専門家からは「医療提供体制は、新規感染者が減ってから1か月程度しないと改善しない。いまの緊急事態宣言の状態を維持して、感染者数を更に減らさないといけない」など慎重な意見が相次いでいます。
政府は、一部地域で検討されていた週内の緊急事態宣言の解除について見送る方針を固めていますが、専門家の分析を踏まえ最終判断する方針です。