辞任意向の森会長と川淵三郎氏が会談
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長は、女性蔑視発言を受け、12日に辞任する意向を固め、政府などに伝えました。後任はサッカーJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏の方向で調整が行われていますが、森会長と川淵氏が11日午後、2人で会談していたことがわかりました。
政府関係者によりますと、森会長は12日に辞任する意向を固め、すでに政府などに伝えているということです。
森会長は11日、日本テレビの取材に対し、「気持ちはあすお話しする」などと述べ、12日午後行われる組織委員会の臨時会合で辞任の意向を伝えることを明かしました。
また、「今回のことを改めて謝罪しなければならない」「大会がいいものになって欲しい。それに向けてしっかりと準備していかないといけない。もう時間がない」と話し、問題をこれ以上長引かせ、大会準備を滞らせたくないという気持ちを明らかにしました。
後任はサッカーJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏の方向で調整が進められていますが、関係者によりますと、森会長と川淵氏は11日午後、都内の森会長の自宅で会談したということです。今後の組織委員会の運営などについて話し合ったものとみられます。