森会長、辞意固める きょう正式表明へ
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長は、女性蔑視発言を受け、辞任する意向を固め、12日午後に正式に表明する見込みです。後任は、サッカーJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏の方向で調整が進められています。
政府関係者によりますと、森会長は辞任する意向を固め、政府などに伝えたということです。
森会長は11日、日本テレビの取材に対し、「気持ちはあすお話しする」などと述べ、12日に行われる組織委員会の臨時会合で辞任の意向を伝えることを明かしました。
また、「今回のことを改めて謝罪しなければならない」「大会がいいものになってほしい。それに向けてしっかりと準備していかないといけない。もう時間がない」と話し、問題をこれ以上長引かせ、大会準備を滞らせたくないという気持ちを明らかにしました。
後任は、サッカーJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏の方向で調整が進められています。
11日午後、川淵氏は、森会長と1時間ほど会談した後、自宅前で報道陣に対して森会長から指名されたことを明かし、前向きな意向を示しました。
川淵三郎氏(84)「森さんの期待に沿うべく、僕としては9月までだから、この短い期間しっかり自分としてはベストを尽くせればいいかなと。僕の人生の最後の大役ということで。ベストを尽くしたいと。もし選ばれればという前提」
組織委員会の臨時会合は、12日午後3時から行われます。