クリスマス寒波 “立ち往生”発生した地域への帰省は 「また同じように降ると…」
記録的な大雪をもたらした「クリスマス寒波」。大雪で長期間の立ち往生が発生した新潟・柏崎市に近日中、帰省予定だという男性は不安を口にしていました。
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新潟・魚沼市では26日午後5時過ぎ、雪が一段と強く降り始め、新たな雪が積もり始めていました。暗闇の中、雪かきをする人の姿も見られました。
日中から降り続いていた雪。午前11時ごろ、雪かきをしている住民の男性に出会いました。
住民
「女房と2人で雪かきが毎日の仕事ですよ」
取材中には、屋根の雪が落ち男性に直撃する場面に遭遇しました。男性は「慣れてますから」ということですが、危険と隣り合わせの作業が続きます。
2度にわたって市内全域が停電した北海道紋別市にあるスーパーを訪ねると、冷凍食品を扱うコーナーは空っぽでした。
スーパーの店長
「冷凍食品とアイスクリームはすべて廃棄。一部、生鮮食品も鮮度劣化したので、影響出てる」
――損害は?
スーパーの店長
「何十万ではきかない」
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26日、雪は関東でも降り、群馬・みなかみ町では、平年の2倍近い72センチの積雪となりました。住民は「積もったよーこれ…いきなりこれじゃ参っちゃうよね」と嘆息。子どもたちも、雪かきをお手伝いしていました。
住民
「普段降らないところも、今回すごそうなんで。毎年どうなるか予想がつかない、それが怖いですね」
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大雪で長期間の立ち往生が発生した新潟・柏崎市に28日、帰省予定だという男性に話を聞きました。
柏崎市に帰省予定の男性
「また同じように降ると、帰ってくるのがしんどいなと心配はある」
家族から送られてきた写真には、実家の外にできた“雪の壁”が写っていました。
柏崎市に帰省予定の男性
「ほとんど窓が(雪で)埋まっちゃってたり、こんなに降る地域じゃなかったので、さすがにびっくりしました」
今は雪は落ち着いているといいますが、「また同じ感じで降ると、新幹線降りてから足止めをくらうこともあるので怖い。車動けなくなると、家にも帰れない。そこが一番心配」と不安を口にしました。
(12月26日放送『news zero』より)