東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は理事会を開き、新たな副会長に元バレーボール選手の荒木田裕子さんを任命するとともに、新たな理事候補として１２人の女性を選出しました。

大会組織委員会・橋本会長「ジェンダー平等推進については、組織委員会に対する信頼を回復するためにもスピード感をもって取り組み、しっかりと結果を出していくことが必要だと考えております」

現在、組織委員会には６人の副会長がいますが、「ジェンダー平等」や「多様性の尊重推進」の担当副会長として新たに元バレーボール選手の荒木田裕子理事が就任することが決まりました。

また、女性理事の割合を４０パーセント以上にするため１２人の女性が候補として選出され、関係者によると、マラソンの高橋尚子さんなど、弁護士や民間企業の社長などの名前があがっているということです。

組織委員会は３日に評議員会を開き、正式に理事が決定します。

また、組織委員会は２日、東京オリンピックの聖火リレーの詳細ルートを示した地図を公式サイトで示す予定でしたが、システム上の問題からまだ公開にいたっていません。３日午前１０時に、調整中の神奈川県をのぞく全都道府県のルートマップを改めて公開するということです。