小池都知事「もう一段ギアを上げないと…」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに232人の感染が確認されました。都内の感染者は2日ぶりに200人を上回りました。
東京都内の新たな感染者は10歳未満から90代までの232人で、感染経路別では家庭内感染が43人で最も多く、次いで、病院などの施設内感染が36人いました。
直近7日間の感染者数の平均は263.1人となり、先週火曜日(2月23日)の318.3人の82.7パーセントにとどまり、減少傾向は続いていますが、都が感染抑制の目安としている「7割以下」を13日連続で上回っています。
また、新たに80代と90代の男女5人の死亡も確認され、都内の死者は1400人となりました。
東京都・小池知事「ずっと7割ずつ減らしていくということを目安にしていたんですが、だいたい8割、9割に近いんですね。もう一段ギアを上げないと、またこの間では間に合わないという事態が生じているのではないかという分析があります」
小池知事は、感染者数の減少ペースが鈍化していることに懸念を示した上で、政府が出している緊急事態宣言の解除には慎重な考えを示しました。