“逃亡支援”親子 東京拘置所に収容
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させたとして、東京地検特捜部は、アメリカ人親子2人を犯人隠避の疑いで逮捕しました。
犯人隠避の疑いで特捜部に逮捕されたのは、元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者です。
特捜部によりますと、2人は、おととし12月、保釈中のゴーン被告を荷物の中に隠すなどして、関西国際空港から国外逃亡させた疑いがもたれています。
日本時間の2日未明、アメリカから2人の身柄引き渡しを受け、特捜部が逮捕しました。
2人を乗せた飛行機は、2日午後4時すぎに成田空港に到着。関係者によりますと、成田空港では検事による取り調べで、逮捕容疑に対する認否の確認が行われ、PCR検査も行われたということです。
その後、午後9時半すぎに2人は東京拘置所に収容されました。
特捜部はゴーン被告逃亡の経緯などについて取り調べを行い、全容解明を進めるものとみられます。
一方、レバノンに逃亡したゴーン被告が日本に戻る見通しはたっていません。