首都圏の１都３県は今月７日に期限を迎える緊急事態宣言の延長を政府に要請する方向で調整しています。３日昼前、埼玉県の大野知事が取材に応じ、「単純な全面的解除はない」との考えを示しました。

埼玉県・大野知事「緊急事態宣言を全面的に解除する、こういった選択は取りえないと考えています」

埼玉県の大野知事はこのように述べ、現時点で１都３県で緊急事態宣言の延長を要請するという合意はないとしながらも、調整を行っていることを明らかにしました。

１都３県では依然として医療提供体制が厳しい状況で、感染者数も下げ止まり、リバウンドが懸念されていることから１都３県の知事は、政府に宣言の延長を要請する方向で、延長の幅は２週間を軸に調整されています。

ただ延長に慎重な自治体もあることから、３日、協議を行い、最終的に判断する予定です。