エサを求めて? 海にいるはずの「エイ」が川に… 島根・松江市
島根県松江市を流れる川で「エイ」が撮影されました。本来、海に生息するエイが川に現れることはあるのか、専門家に聞きました。
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時折、水面から顔を出す黒い生き物をカメラが捉えました。この動画を投稿した人に話を聞くと――
動画を撮影した三原麻衣子さん
「何か生き物が水面で動いているのを発見して、まさか、こんなところにエイが泳ぐわけないだろう」
確かに、ヒレの動きなどから、エイのように見えます。
しかし、撮影されたのは、島根県松江市を流れる「堀川」です。本来、海に生息するエイが、川に現れることはあるのでしょうか?
宍道湖自然館ゴビウス 飼育展示係 森永和希さん
「アカエイですね」
動画に映るのは、紛れもなくアカエイだということです。しかし、なぜ、エイが川にいたのか…森永さんによると、「(アカエイは)塩分の低い環境でも対応することができまして」と話します。
エイは気温の高い夏場になると、活動が活発化し、エサを求めて川へ入ってきた可能性が高いということです。
16日、取材班が堀川に行ってみると、川にはエイの姿がありました。エイの体長は40センチほどで、手が届きそうな距離で泳いでいましたが――
森永和希さん
「(尾に)毒のとげがあり、危険ですので、触ったりしないようにされた方が良いかなと思います」
もし見つけても、触らないよう注意が必要だということです。