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電気料金にエサ代高騰 レジャー施設にも“値上げの波”

2022年6月16日 21:21
電気料金にエサ代高騰 レジャー施設にも“値上げの波”

値上げの波は家計だけでなくレジャー施設にも大きな打撃を与えています。電気料金の高騰で値上げを検討する遊園地がある一方、ある理由で入場料金の値下げを行った施設もありました。

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ツイッターに「やばい大ピンチです」と、悲痛な叫びを投稿したのは新潟・阿賀野市にあるテーマパーク「サントピアワールド」です。いったい何があったのでしょうか。

サントピアワールド 高橋修園長
「4月の頭くらいに電力料金の値上げの案内がきて、1割2割くらいは上がると思ってましたけど、まさか倍になるとは全く想像してなかった」

突然、電気料金の値上げの連絡が届いたといいます。契約する電力会社からの見積もりは、来月から年間で1700万も値上がりするというものでした。

新型コロナの影響で2020年、このテーマパークは経営危機に陥りました。クラウドファンディングで協力をよびかけるなどして、ピンチを乗り切りました。2020年に取材した時には「ぎりぎりアトラクション」と題したユニークなアトラクションも登場。利用客を楽しませていました。

ようやく来場者も増え始めたところで、今度は電気料金の値上げ。チケット代を値上げすべきか…ツイッターでアンケートを行うと「値上がりしても応援する」との声が多数よせられたのです。

そして、16日午後、チケット代の値上げを決断しました。子ども達にこれからも楽しい時間を届けるために、やむを得ない苦渋の選択だといいます。

サントピアワールド 高橋修園長
「本当に温かい思い出を作れる場所として、もっともっと磨いていかなきゃいけないというか、そういうふうに考えています」

三重県にある鳥羽水族館でも、今月から入館料を値上げしました。大人は2500円から2800円、小・中学生は1300円から1600円とそれぞれ300円の値上がりとなりました。水族館で使用する光熱費など施設管理費の値上がりやエサ代の価格高騰を踏まえ、今回の値上げに踏み切ったということです。

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こうした中、まさかの“値下げ”にかじをきったところもあります。

千葉・野田市にある清水公園では、500種類の花々を楽しめるという春と秋の期間限定でオープンする施設「花ファンタジア」があります。通常であれば、この時期、入場料金は大人の場合800円ですが、16日現在は半額にしているといいます。なぜ、値下げをしたのか、聞いてみると…

清水公園広報 三好岳さん
「6月3日にひょうが降りまして、その時の被害で見頃を迎えた花ですとか、これから見頃を迎える花が落ちてしまったので」

今月3日、関東で降った大粒の“ひょう”により、様々な花で彩られた花のタワーも、花がほとんど無くなった寂しい状態になっていました。

さらに、ハスの葉にも深刻な被害が出ていました。

清水公園広報 三好岳さん
「普段の葉っぱは、このように丸い形をしているんですけど、ひょうの被害に遭った葉はかなり傷ついている状態です」

葉が完全に無くなり、茎だけしか残っていないものもありました。それでも、来園者からは、「被害があまり気にならない」との声も聞かれました。

来園者
「どれ見てもきれいですよね。これだけ広大な景色、身近に見られるという所は、そうどこにでもあるもんじゃないですものね」

入場料の値下げは今月末までを予定しているということです。