宝塚劇団員死亡問題 パワハラ劇団員や幹部が遺族側に謝罪文提出 遺族代理人明かす
宝塚歌劇団の劇団員の女性が死亡した問題で、女性の遺族代理人が会見を行い劇団側と合意書を締結し謝罪を受け入れたと明らかにしました。
遺族代理人・川人博弁護士
「明確に多数のパワハラの存在、全てについてパワハラであると阪急劇団が認めています。その過ちを明確に認めたことは、今後の劇団における劇団員の人権を守り、健康を守っていく上で重要な礎となった」
遺族代理人弁護士によりますと28日午前、劇団側が遺族と面会し解決に向けた合意書を締結したということです。これまで遺族側が訴えてきた、上級生がヘアアイロンで女性にやけどを負わせたことや過大な業務を課すなど14のパワーハラスメントを認めたほか劇団側に責任があったことも認め謝罪したということです。
また女性にパワハラをおこなった劇団員や幹部のうち相当数の人が遺族に謝罪文を提出したことも明らかにしました。
代理人弁護士は「一つの区切りはついたと理解している」としながらもこれまで劇団側がパワハラや責任を認めなかったことについて「反省すべきことは無数にある」と指摘しました。