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コロナ禍“花見自粛”桜を楽しむ新サービス

2021年3月15日 21:01
コロナ禍“花見自粛”桜を楽しむ新サービス

15日も全国的に春の陽気となり、桜の開花が進みました。感染対策で花見の自粛が呼びかけられる中、桜のシーズンを少しでも楽しんでもらおうと、新しいサービスも登場しています。

15日も桜開花の便りが届いた日本列島。桜の名所、目黒川でもつぼみが開き始めています。小さな春の訪れに足を止める人が多くみられた東京。14日。

気象庁職員「5輪の桜の開花を観測しました」

去年と並び、観測史上最も早い開花発表となりました。

「タイミングよかったね。春が来たなという感じだね」「ちょっと早いかな。入学式とかには散っちゃいますよね」

そんな儚い桜を見逃すまいと、都内の公園ではすでに。

花見客「お花見日和だったので、あまり咲いてないけど」

早めのお花見を楽しむ人たちでにぎわっていました。ただ、シートの間隔は広く保っている様子。

「花見はたぶん人が多くなると、できないなと思っているので」「プライベートでちょろっと見ながらぐらいは。宴会はないんじゃないかな」

今年も花見自粛が呼びかけられる中、工夫をこらして桜を楽しんでもらう動きも。満開が近づく桜の木のもとでは、通常4人で囲む席で、ひとりBBQを味わえます。グループ客でも鉄板や皿はひとりひとつ!感染防止対策を徹底しているといいます。

東京プリンスホテル・料飲部門支配人 海老原正寿さん「外の空間ですのでゆっくり広々と安全対策をしっかりとったうえで、お楽しみいただきたい」

例年は花見客でにぎわうあのスポットでも、新たなサービスが。

えびす屋浅草所長・梶原浩介さん「新しい形の花見ということで本当に密を避けて。浅草の街が元気になるようにという思いで作らせていただきました」

17日から始まるのは、浅草の3つの店が協力した初の花見ツアー。人力車で巡るお花見をスタッフが体験。

「春ならではの、桜とスカイツリーのベストスポットになってますね」

満開時には人混みになるスポットも、車道を走る人力車なら密を避けやすいといいます。さらに和菓子の老舗、とらやの特製モナカで春気分をより味わえるツアーに。東京では23日にも桜が満開となりそうです。