天皇皇后両陛下は１７日、東日本大震災から１０年を迎えた宮城県をオンラインで訪問し、被災した人たちと懇談されました。

天皇皇后両陛下は１７日、宮城県とお住まいの赤坂御所をインターネットでつなぎ、気仙沼市と山元町で被災した６人と懇談されました。

震災から１０年の節目に被災地を訪れたいという両陛下の強いお気持ちによるもので、１７日のオンライン訪問は、およそ２時間に及びました。津波により、夫や自宅、店を失い、営業を再開させた女性に対し、天皇陛下は「本当につらい思いをされましたね」と心からのお悔やみを伝え、皇后さまは、「この１０年、本当に頑張られましたね」と寄り添われました。

懇談の最後に、陛下は「これからも色々大変なことはあると思いますが、町の復興が順調に進むことを心から祈っております」と語られました。

今月４日の岩手と１７日の宮城に続き今後、福島へのオンライン訪問が予定されています。