橋本会長“女性侮辱”「あってはならない」
東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を統括する佐々木宏氏が、女性タレントを侮辱するような構想を提案したと報じられ辞任したことを受け、組織委員会の橋本会長は「侮辱する発言はあってはならない」と強調しました。
東京五輪・パラ組織委員会 橋本会長「本人の辞意が固く、また、組織委がジェンダー平等推進を重要施策としてかかげている以上、辞意を受け入れることと致しました。容姿に対して侮辱するような発言は絶対にあってはならないと思います」
橋本会長は17日夜、佐々木氏本人と電話で話し事実確認をしたうえで、「あってはならないこと」と伝えたことを明かしました。
一夜明け18日、改めて佐々木氏からおわびと辞意が示され、「本人の思いが強かった」ことや、会長も就任当初から「ジェンダー平等」をかかげていることから申し出を受け入れ、佐々木氏は18日付で辞任したということです。
組織委員会は後任人事を検討していますが、スタッフやキャストに関して、女性のバランスを考えた体制にしていくということです。
橋本会長は、「一から演出プランをつくるのは非常に困難。佐々木氏の演出を継承すべきところは継承し、すばらしい開閉会式を届けられるよう、早急な体制を整えるべく努力する」と話しました。