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専門家「宣言解除後に感染者数が急増も」

2021年3月18日 19:09
専門家「宣言解除後に感染者数が急増も」

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が21日(日)で解除される東京都で、感染状況を分析する会議が開かれ、専門家は、「宣言解除後に感染者数が急激に増加する可能性がある」と指摘し、引き続き対策を徹底するよう求めました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫センター長「宣言の解除後には感染者数が急激に増加する可能性を十分に認識して、人と人の距離を十分にとって、マスクを外しての会話を避けるなどの感染防止対策を徹底する必要がございます」

専門家は、7週間続いた感染者数の減少傾向が止まり、増加比が100%を超えたと指摘した上で、「今後、変異株による感染拡大が起こる可能性があり、花見や歓送迎会などで人の流れが増えれば、年末年始を超える急激な拡大も危惧される」と強い懸念を示しました。

一方、小池知事は、宣言解除後のリバウンドに備える考えを示しました。

小池都知事「よくハンマー&ダンスという言葉があります。決してダンスの時間が来たわけではない。むしろこれからもしっかりと感染防止対策を徹底する必要がある」

東京都は、繁華街などでのスクリーニング検査や、変異株の感染拡大に備え医療体制を強化する方針です。