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“桜” 安倍前首相の元秘書「不起訴不当」

2021年3月19日 14:58
“桜” 安倍前首相の元秘書「不起訴不当」

「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり、政治資金規正法違反の罪で、一部不起訴となっていた安倍前首相の元秘書について、検察審査会は「不起訴不当」と議決しました。再捜査が行われることになります。

安倍晋三前首相の元公設第一秘書は、2016年から2019年までの4年間に、およそ3022万円分を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、去年12月に略式起訴されていますが、2015年分については、原本が廃棄されているなどとして不起訴となっていました。

この不起訴処分を不当として、弁護士の団体などが検察審査会に審査を申し立てていましたが、19日、検察審査会は「不起訴不当」と議決しました。

検察審査会は「本人が認めている」「原本が廃棄されていたとしても、他の証拠によって事実を認定できるので、不起訴とした検察官の裁定は、一般市民の感覚では納得できない」としています。東京地検は再び捜査を行うことになります。