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山岳救助の訓練中“滑落”か 消防隊員死亡

2021年3月19日 19:20
山岳救助の訓練中“滑落”か 消防隊員死亡

新潟県南魚沼市の八海山で、訓練をしていた30代の消防隊員が死亡しました。消防は尾根から滑落したとみて調べています。

死亡したのは、湯沢消防署の勝又裕之さん(37)です。消防によりますと、18日午後10時40分頃、南魚沼市の八海山で訓練をしていた消防隊から「トイレに行った隊員が帰ってこない」と通報がありました。

19日朝、ヘリコプターで捜索をしたところ、尾根からおよそ200メートル下の山中で勝又さんが心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。

勝又さんを含む消防隊員6人は当時、山岳救助の際に下山ができない場合に備えて、山に泊まり炊き出しなどを行う野営訓練をしていました。18日正午頃から山に入り、標高1370メートルにある避難小屋で1泊しようとしていたということです。

現場には、1メートル以上の雪が積もっていて、消防は勝又さんが尾根から滑落したとみて調べています。

南魚沼市消防本部・岡本一郎消防長「殉職した消防職員には心から哀悼の意を表します。原因がなんであったかそれをしっかりと突き止めて、同じような事故がないようにその対策をとると」

消防本部は訓練の事故防止策を強化していくとしています。

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