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お花見も新様式に…“予約制”“新プラン”

2021年3月20日 14:07
お花見も新様式に…“予約制”“新プラン”

■ライトアップなし 静かな隅田川

感染が続く中、2度目の花見シーズンを迎えます。

スカイツリーと桜が楽しめる隅田川沿い。例年であれば桜の木に多くの提灯がつき、幻想的なライトアップで彩られ、花見客でにぎわっていましたが、19日夜は人通りも少なく、静まり返っていました。

隅田公園を訪れた学生
「(花見の)予定はないですね」
「計画すら立ってないです。『集まって、食べて、みんなで花見』というのができたら楽しいですけど。(今年は)お散歩くらいで…」

■新宿御苑も「事前予約」で密避けて

一方、臨時閉園中の都内有数の桜の名所である新宿御苑では、しだれ桜が一足早く満開になっていました。緊急事態宣言が解除された後の火曜日(23日)から再開園します。密を避けるため、事前予約で人数を制限するといいます。酒類の持ち込みは禁止で、1日の上限は約2万5000人です。

環境省・新宿御苑管理事務所長
「事前予約制という制度を導入して、皆さんをお迎えします。去年の同じ時期は(臨時閉園中で)たくさんの桜が皆さんに見ていただけずに散っていきました。今年はコロナの対策の協力をいただいた上で楽しんでいただきたい」

予約状況を見せてもらうと、来週土曜日(27日)の午前11時~12時は、すでにいっぱいになっていました。

■貸切タクシー 車内で楽しむ桜

新しい形でお花見を楽しむプランも続々と始まっています。

去年の3倍の予約が入っているのが、貸切で楽しむ『お花見タクシー』です。「この桜は陽光桜といいまして、ソメイヨシノより若干早めに咲くので、今がちょうど見ごろです」などどと、観光ガイドの資格を持つ日本交通のドライバーが、穴場スポットなどを安全・安心に案内してくれます(20日からスタート。2時間1万280円~)。

■旅館に“おこもり” 館内で花見

都内の日本旅館「星のや東京」では、専用のラウンジに日本各地から開花状況に合わせて取り寄せた本物の桜が飾られています。

総支配人
「造花ではなく、本物の桜をご準備しております。(小さな鉢に桜の木を分けてあるものもあり)手に取って、お部屋に持ち帰って、お部屋でゆっくりお花見を楽しむことができます。今回は、おこもり。少しでも安心してプライベートなお花見を楽しんでいただきたいと思います」

館内にこもって花見を満喫できる、この「東京・おこもり花見滞在」プランは3月に始まり、4月15日まで(サービス料別・税込みで1室1泊9万8068円~)

日本気象協会によると、東京では週明けの22日に満開となる予想です。

(3月19日『news zero』より)