第４波への懸念が残る中、１都３県では２１日をもって、約２か月半ぶりに緊急事態宣言が解除されました。そんな中、２１日の都内の人出は、１回目の宣言解除直前と比べて、大幅な増加が見られました。

東京など１都３県では約２か月半ぶりに緊急事態宣言が解除されましたが、品川駅では２２日朝、通勤客から、感染者がむしろ増加に転じる中での解除に戸惑いの声が聞かれました。

４０代会社員「今の状況見てると、ちょっとまた（感染者数が）増えそうかなとは思います。緊急事態宣言がまた起こるんじゃないかなとは思ったりもしますけど」

去年５月、１回目の宣言が解除される直前は都内の感染者が一桁の日もあるなど明らかに減少していましたが、携帯電話の位置情報から、その当時（５月２４日）と２１日午後３時台の都内の人出を比較すると、お台場でプラス２０６．８％、東京駅でプラス１８２．６％、銀座駅でプラス１５３．１％、新宿駅でプラス１２５．４％など、データが公開されている都内１８か所すべてで大幅な増加が見られました。