ゴーン被告逃亡 米国人2人犯人隠避で起訴
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させたとして東京地検特捜部は、アメリカ人親子2人を犯人隠避の罪で起訴しました。
犯人隠避の罪で特捜部に22日に起訴されたのは、元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と息子のピーター被告です。特捜部によりますと、2人は2019年12月、保釈中のゴーン被告を荷物の中に隠すなどして関西国際空港から国外逃亡させた罪に問われています。
2人はアメリカで逮捕されていましたが、今月2日に身柄引き渡しを受けた上で日本へと移送され、特捜部が逮捕していました。
関係者によりますと、2人はゴーン被告の妻キャロル容疑者の依頼でゴーン被告を逃亡させたと供述した上で、「ゴーン被告は拷問を受けたと聞いていたが、日本の対応は誠実だった」「キャロル容疑者にだまされた」と話しているということです。
レバノンに逃亡したゴーン被告が日本に戻る見通しはたっていません。