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東京地検特捜部、安倍前総理を任意で聴取

2020年12月23日 0:58
東京地検特捜部、安倍前総理を任意で聴取

「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり、東京地検特捜部が21日夜、安倍前総理大臣を任意で事情聴取したことがわかりました。

安倍前総理の後援会が「桜を見る会」の前日に都内のホテルで去年まで開催していた夕食会をめぐっては、費用の一部を安倍前総理側が補てんしたとして、政治資金規正法違反などの疑いで告発状が出されています。

関係者によりますと、特捜部は21日夜、任意で安倍前総理の事情聴取を行ったということです。聴取に対し安倍前総理は関与を否定したとみられます。

特捜部は、夕食会の収支は、開催した政治団体「安倍晋三後援会」の政治資金収支報告書に記載すべきだと判断していて、代表を務め会計責任者だったこともある安倍前総理の公設第一秘書については、政治資金規正法違反の罪で略式起訴する見込みです。

「安倍晋三後援会」の不記載の額は、2016年から去年までの4年分で、補てん分だけでなく、夕食会の収支合計で、およそ3000万円分になるとみられます。

特捜部は安倍前総理の事情聴取を行い、捜査を尽くした上で、週内にも安倍前総理を不起訴処分とする見込みです。