夕食会めぐり 安倍前総理を任意で事情聴取
「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり、東京地検特捜部が、安倍前総理大臣を任意で事情聴取したことがわかりました。
安倍前総理の後援会が、「桜を見る会」の前日に、都内のホテルで、去年まで開催していた夕食会をめぐっては、費用の一部を安倍前総理側が補てんしたとして、政治資金規正法違反などの疑いで、告発状が出されています。
関係者によりますと、特捜部は、22日までに、任意で安倍前総理の事情聴取を行ったということです。特捜部は、夕食会の収支は、開催した政治団体、「安倍晋三後援会」の政治資金収支報告書に記載すべきだと判断していて、代表を務め、会計責任者だったこともある、安倍前総理の公設第一秘書については、政治資金規正法違反の罪で、略式起訴する見込みです。
「安倍晋三後援会」の不記載の額は、2016年から去年までの4年分で、補てん分だけでなく、夕食会の収支合計で、およそ3000万円分になるとみられます。
特捜部は、安倍前総理の事情聴取を行い、捜査を尽くした上で、週内にも安倍前総理を、不起訴処分とする見込みです。