コロナで2か月延期…皇居で「講書始の儀」
皇居では23日、新型コロナウイルスの影響で2か月あまり延期されていた「講書始の儀」が行われ、天皇皇后両陛下や皇族方が講義を受けられました。
「講書始の儀」は、明治時代に学問の奨励を目的に始まったもので、年の初めに天皇皇后両陛下が、皇族方とともに様々な分野の第一人者から講義を受けられるものです。
当初は1月12日に開催予定でしたが、新型コロナの感染拡大のため延期され、23日、皇居・宮殿「松の間」で出席者を大幅に縮小し、感染症対策を取った上で行われました。
今年、講義をしたのは、揖斐高成蹊大学名誉教授、五百籏頭眞兵庫県立大学理事長、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典東京工業大学栄誉教授の3人で、両陛下は、時折うなずきながら、熱心に聞かれていました。