サルがレモンを体にスリスリ…虫よけに?
東京・羽村市の動物園で飼育されている、2匹のサル。この2匹が行う“ある行動”が注目されています。
その行動とは…レモンをあたえてみると、果肉を指先でつぶし、しぼり出したレモン汁を体中にこすりつけはじめたのです。2匹そろって高速でくまなくすり込んでいきます。いったいコレは何をしているのでしょうか?
羽村市動物公園飼育員・小菅華代さん「ダニとか、蚊を寄せ付けないために一応体にこすりつけているという説はある」
飼育員によりますと、レモンにはダニやノミを寄せ付けない成分が含まれていて、虫よけにしているのではないかといいます。
Q.サルは(虫よけと)わかってやっている?
羽村市動物公園飼育員・小菅華代さん「たぶんそうですね。わかってやっているとは思うんですけど」
2匹は南米の森林地帯に生息する「フサオマキザル」という種類で、野生でもこういった行動が見られるということです。
羽村市動物公園飼育員・小菅華代さん「野生だとニオイのきつい植物だったりを体にこすりつけたりとかはしているみたい」
Q.ほかの果物ではどう?
羽村市動物公園飼育員・小菅華代さん「以前スダチをあげてみたことがある。そちらでもこする行動が見られます」
レモンや、ライムは体にこすりつけたそうですが、グレープフルーツは普通に食べたということです。