大阪府は、新型コロナ対策本部会議を開き、「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを決めました。

大阪府・吉村洋文知事「大阪市内で感染が急増しているので、『まん延防止等重点措置』で重点的な措置を大阪市内でとることが適切ではないか。遅くとも来週５日、月曜日からは適用をお願いしたいと国に伝えたい」

大阪府は、午後４時から開いた新型コロナウイルスの対策本部会議で、新たに５９９人の感染が確認されたと発表しました。３月中旬以降、大阪市内で特に１０代から３０代の感染者が急増していることなどを理由に、「まん延防止等重点措置」の適用を、国に要請することを決めました。

期間は、来月５日から少なくとも３週間で、対象地域は大阪市内にしぼり、飲食店などへの時短要請を現在の午後９時から午後８時に前倒しすることを想定しています。

知事は、時短要請に応じない飲食店に対し「命令」を出すことができ、従わない場合は過料を科すことができます。また、飲食店などへの入場者に対しては「マスク着用」を義務付け、従わない場合は“入場禁止”にすることも可能になります。

国は、４月１日にも、大阪府への「まん防」の適用を決定する方向で最終調整しています。