東京上空に巨大“ニコちゃんマーク”出現
31日午後、東京上空に現れたのは大きなニコちゃんマーク。そこには、ある思いが込められていました。
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31日、東京・台東区。東京スカイツリーと桜が同時に楽しめる公園には、カメラを手にする人の姿がありました。
お昼過ぎ、その上空に突然現れたのは、大きな円(えん)です。実はこれ、飛行機がスモークで描いたもの。
その後、飛行機は円の中に2本の曲線を描き、さらに、長い線を1本描くと、大きなニコちゃんマークが完成しました。
「すごい!」「あー、ニコニコしてる!すごい」
上空およそ3000メートルの高さに描かれたマークの直径は、なんとおよそ1キロ。
「かわいかったです」「うれしい感じになりました」
東京スカイツリーのすぐ近くでは、「東京スカイツリーとニコちゃんマーク」の見事な2ショットが撮影されていました。
ニコちゃんマークは都内のほかの場所でも見られました。
千代田区にある建物の屋上では、集まった子どもたちから拍手が上がりました。
中には、東京タワーとの共演を楽しんだ人もいました。
飛行機を操縦しているのは、エアレースパイロットでアジア人として初めて年間総合優勝を果たした室屋義秀さん。
「うつむきがちになる状況も多い中、ほんの数分でも空を見上げることで気分がリフレッシュできて、少しでも気持ちが明るくなってもらえたら」との思いから企画したということです。
ニコちゃんマークを見た人「確かに下向いていることが非常に多いので、見上げるということは大事だなと思いました」
室屋さんのニコちゃんマークは、都内の11か所の空に描かれたということです。