成田山新勝寺で毎年恒例の「すす払い」 1年の汚れ落とす 千葉
千葉県の成田山新勝寺では、ことし1年の汚れを落とす毎年恒例の「すす払い」が行われました。
午前5時ごろから始まった新勝寺の「すす払い」。大本堂に集まった40人の僧侶や職員が仏像などについたほこりを丁寧に払い落とし、布できれいに磨き上げました。
この大本堂はおよそ300畳の広さがあり、ほうきを持った僧侶たちは横一列に並び、畳に積もったチリを一斉に掃き出しました。
手が届かない天井やひさしの掃除には長さおよそ10メートルもある竹ザサが使われ、空が明るくなる頃にすす払いは終わりました。
新勝寺のすす払いは江戸時代に始まったとされ、参拝客がいない日の出前に作業するのが慣例となっています。
1年の汚れを落とした新勝寺では、新年を迎える準備が進められています。