×

最後の楽しみ? 水面に浮かぶ桜の“花筏”

2021年4月6日 21:00
最後の楽しみ? 水面に浮かぶ桜の“花筏”

4日から5日にかけて、西日本や東日本の太平洋側で雨が降り、一部で雨脚が強まりました。花散らしの雨で、見頃も終盤を迎えていた桜は散ってしまったところが多いですが、最後の楽しみとして“花筏(はないかだ)”を探してみてはいかがでしょうか。


今年は桜の開花が各地で記録的に早く、開花してからも季節外れの暖かさが続いたため、花の成長が早く進み、この雨で見頃が終盤を迎えていた桜は散ってしまった所が多くなりました。

ただ、散ったらそれで終わりではなく、最後の楽しみとして“花筏(はないかだ)”が残っています。

花筏とは、散った桜の花びらが水面に浮き、それらが連なって流れていく様子のことで、花びらの浮かぶ様子を「いかだ」に見立てた言葉といわれます。

小学校や中学校の入学式シーズンに入り、東北では桜の下での入学式が期待できますが、桜の散ってしまった西日本から関東では、新緑の下での入学式になりそうです。

すでに流れてしまっている所も多いとは思いますが、入学式の帰り道など、流れの弱い川やお堀などをのぞいてみると、桜の最後の楽しみを発見できるかもしれません。