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進化するカレーパン 専門店から家庭用まで

2021年4月7日 20:46
進化するカレーパン 専門店から家庭用まで

揚げたてはもちろん、さめてもおいしいカレーパンが今、広がりを見せています。1品だけで勝負する専門店や、お家で簡単に作れる揚げないカレーパンなど、進化するカレーパンを取材しました。

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神奈川県鎌倉市にある飲食店。厨房(ちゅうぼう)にはこんがりときつね色に揚がったカレーパン。オープンからほぼ1日中、何度もカレーパンを揚げていました。

このカレーパン1品で勝負するカレーパンの専門店。1日に1000個以上売れることもあるといいます。(ジラッファのカレーパン 350円)

Giraffa鎌倉小町通り店 佐藤将徳店長
「30種類のスパイスとフルーツからなるカレーを中に。チーズもたくさん入ってますので、大変マイルドになって、お子さんも召し上がっていただける辛さに抑えています」

中に濃厚なチーズがたっぷり入った、子供からお年寄りまで楽しめるというカレーパン。

買いにきたお客さんは…

「めっちゃ伸びてる」

Giraffa鎌倉小町通り店 佐藤将徳店長
「多い方で4個入りのBOXがあるが、そちらを5箱買われた方もいらっしゃる」

(Q.20個買われた?)

「そうですね。」

2020年12月にオープン以降、売り上げは伸びているといいます。

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そんな中、ユニークなカレーパンを販売するお店も…

ゆでたまごがぎっしり入ったもの。(ビッグエッグカレーパン 199円)

さらには…

ボンジュール・ボン イトーヨーカドー武蔵境店 桃井直也店長
「ヒレカツを包んだヒレカツビーフがカレーというものがあります」

なんと、具材にヒレカツを入れたものまで…(ヒレカツビーフカレーパン 235円)

コロナ禍で全体的な売り上げが8割ほどに落ち込む中、カレーパンに関しては…

ボンジュール・ボン イトーヨーカドー武蔵境店 桃井直也店長
「前年に対して(カレーパン全体で)10%増しぐらいで推移しています」

ヒレカツビーフカレーパンは2020年8月の販売開始以降、人気だといいます。

気になるそのお味は、中身がぎっしり詰まっていますが、ヒレカツは脂身が少ないのであっさりしています。

ボンジュール・ボン イトーヨーカドー武蔵境店 桃井直也店長
「少しでもお買い物を楽しんでいただけるような商品開発をしていきたいと」

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手間暇かけずに、家でカレーパンを楽しめる商品も…

輸入食品などを扱うお店が販売しているのはカレー風味のクリームです。(「カルディコーヒーファーム」オリジナルぬって焼いたらカレーパン 306円)

このクリームを食パンに塗ったら、揚げずにあとは焼くだけ。乾燥マッシュポテトなどのサクサクとした食感が楽しめるカレーパンの完成です。

2020年11月の発売以降、売れ行きは好調だといいます。

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千葉県印西市のベーカリーでは“環境に優しいカレーパン”も…

「カレーパン揚げたてです」

多い日には1日500個売れるという、この店1番の人気メニューです。(店内炊き秘伝の牛肉ごろっとカレーパン 280円)

実はその衣に秘密がありました。

アールベイカー 廣谷光彦社長
「パンが余ったら、食品ロスを出さないように、それをパン粉にしてカレーパンに付けて」

売れ残ったバゲットなどを廃棄せず、カレーパンの衣に必要なパン粉にして再活用していたのです。

「食品ロス」の削減に向けた取り組みは他にもあります。形が不ぞろいで流通には向かない野菜を農家から買い取り、カレーパンの具材などに使っています。

アールベイカー 廣谷光彦社長
「地元、地域コミュニティーというのを、もうちょっと広げていきまして、地域に愛されるお店にしていきたいと」

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進化するカレーパン。今後も広がりを見せそうです。