専門店や顆粒も!おみそ汁の人気高まるワケ
日本の食卓に欠かせない、おみそ汁の人気が高まっています。そのワケとは…。
18日、都内のオフィス街で手渡ししていたのは、まだ肌寒い朝にぴったりのおみそ汁。
お客さん「仕事前にいただくのが、あ~おいしいっていう感じで、日本人でよかったなって」
みそをテーマにしたイベントでは、18日も1時間ほどでなくなってしまうほど人気だといいます。
三菱地所 エリアマネジメント企画部・井上友美さん「手軽にとっていただいて、活力ある朝をスタートしていただきたいと思っています」
さらに、イベントに参加する別の店では、こだわりのみそを使った限定のメニューも楽しめます。
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わたしたちの食卓に、なじみ深いおみそ汁。東京・浅草には専門店も登場しています。お客さんが口に運んでいたのは、大きな野菜!おみそ汁を“メイン料理として楽しんでほしい”と、具材を大きめにカットしているといいます。
MISOJYU・西田浩隆店長「若いお客さまが増えてきているのと、健康的な食事を求めて来られている方が、多いのかなと思っております」
さらに、変わり種も――
おわんに浮かぶのは、まんまるのトマト。みそとの相性はとってもいいようです。
また、おうちで楽しめるおみそ汁も登場。みその上に、ひとつひとつ手作業で具材を乗せていくと、完成したのは色とりどりの「味噌玉」。忙しい朝も、お湯にさっと溶かすだけで、具だくさんのおみそ汁を飲むことができます。
ドットミソ・安岡歩代表「まだ、みそ汁の習慣がない人たちに届けていきたいですね」
見た目もあざやかで、贈り物にも人気だといいます。
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165年以上の歴史がある、みそメーカーでも変化が起きています。
マルコメ広報宣伝課・多和彩織さん「おうち時間が増えて、調理の頻度が増えたという人がたくさんいて、即席みそ汁も順調に推移している」
ボトルから直接出せる液体タイプや、顆粒(かりゅう)タイプのみそが、前年比120%近い売り上げだといいます。その使い道は、おみそ汁だけでなくアレンジも可能です。
顆粒タイプのみそを溶かしたフライパンに入れたのは、パスタ!
マルコメ広報宣伝課・多和さん「味付けも、みそだけでいいので楽ですね」
野菜も添えて完成したのは、みそペペロンチーノです。みそは、ほかに炒め物などにも活用できるということです。