独自技術で進化する冷凍食品 専門店も登場
おうちで自炊する機会が増える中、料理に疲れた、という方もいるのではないでしょうか。そんな時、心強いのが冷凍食品ですが、独自技術を持つ専門店も登場しています。
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今月5日にオープンした冷凍食品の専門店「TOMIN FROZEN」(神奈川・横浜市)。店内では食材だけでなく、お弁当やおかゆまで冷凍になって販売されていました。
お客さん「おにぎりとおかゆとかあるからちょっとびっくり。便利ですよね賞味期限も長いですし」
そして特に自信があるというのが――
テクニカン・山田義夫代表「肉魚、生っぽいものが我々の自信作ですから。それをまず食べてもらって実感してもらいたいですね」
この店の冷凍食品は、独自の技術が使われていて、特別に冷凍する様子を見せてもらいました。用意したのは鉄火巻き。冷凍状のアルコール液につけると、およそ15分でカッチカチに。解凍は、ぬるま湯や常温の水の中へ入れるだけ。
そのままのモノと比べてみると。
「同じですね本当に。色も変わらないですね。マグロの色もお米の色も」
味については――
「マグロもちゃんと甘くて。のりもちゃんと風味を感じます。生で食べているのと変わらないおいしい鉄火巻きですね」
解凍しても風味や食感が失われにくくなっているのが特徴だということです。
冷凍食品が進化する中、その販売方法にも変化が。都内にあるギョーザの直売所。調理済みのものに加え、冷凍したものも販売されていますが、外に設置されていたのは冷凍自販機。今月導入したばかりの自販機にはある特徴が。
サンデン・リテールシステム 瀧口琢弥さん「商品(のサイズ)にあわせて中の棚をご用意することができるということになりまして。大きな商品を販売できる」
さまざまな容器の形に対応しているということです。
さらに、冷凍ギョーザ自体も、14日に発売された商品「レンジで焼ギョーザ」(1都9県限定)でパッケージには、「レンジで約3分」と書かれています。フライパンを使わずに、レンジで調理することができるといいますが、できあがりはしっかり焼き目がついています。気になるお味は――
「外側はパリッとしていて、かんだ途端に肉汁が感じられてとてもジューシーですね」
焼き目のパリッと感や肉汁のジューシーさを追求したということです。
さらに、来月発売される、冷凍そばとうどん。どちらも電子レンジで調理が可能で、そばについては――
テーブルマーク マーケティング戦略部 麺カテゴリマネージャ・有井幹夫さん「長野県で製造しておりまして、商品自体は食感とのどごしがいい信州そば。電子レンジ調理でおそばができますというお話をしますとすごく意外と驚かれる」
また、うどんは専用トレーに入っているため、食べる際にお皿が不要。こうした商品はすでに2種類が販売されていて、去年の売り上げは3倍ほどに増えているということです。
有井さん「外食店のようなおいしさを楽しみたいっていうような、そういったニーズにお応えできるような商品を今後は検討拡充していきたいなというふうに思っております」