癒やしやカレーパンも 注目の青グルメとは
ますます増えるおうちご飯ですが、今年の食のトレンド予測に選ばれたのは青いグルメ。なぜ今、人気なのでしょうか?
都内のタピオカ専門店で、売れ筋だというのが、色鮮やかな青いタピオカミルクティー。青色の正体とは!?
四季茶・安孫子鵬店長「バタフライピーのお花です。色は青くて」
バタフライピーとはマメ科の植物で、台湾では青い花の部分を使ったハーブティーが有名。眠れない時に飲むなど、古くから知られている飲み物だといいます。気になるのは、味ですが…。
お客さん「甘いし飲みやすい。よく飲んでいます」
雑貨などを販売する「ヴィレッジヴァンガード」のオンラインショップでは、アオのご褒美と題して、青いグルメなどを集めたフェアを開催中。バタフライピーを使った青いチョコに、青いラテ、さらには青いクッキーまで。コロナ禍でも美しい青に癒やされる商品を販売しています。
日本アドバンストアグリ EC事業責任者・西田真ノ輔さん「(青いチョコは)非常に好評いただいて、今のところバレンタイン直前に売り切れてしまうのかなという印象」
実はコロナ禍の今、こうした青いグルメが注目されていて、料理レシピサービス「クックパッド」では、青グルメの検索頻度が徐々にアップ。今年の食のトレンド予測に選ばれました。人気の訳は、増えたおうち時間で、よりインパクトのあるグルメを楽しむ人が増えていること。
また、東南アジアでは、お米などを青く着色する食文化が浸透。青で有名な観光地などにも行けない今、青いグルメで旅行気分を味わえると人気になっているのです。
注文が殺到し、およそ1か月待ちという青グルメも。青い生地をこね、そこに具材を詰めていきますが、それも青い色。実はこれ、富士山の形をしたパン。しかも、こう見えてカレーパンなのです。会社が山梨県にあるため、形は富士山にしたといいますが、なぜ青い色に!?
富士山プロダクト 広報担当・志村旭さん「最初のインパクトという部分がかなり大事かなってところで、見た目と味の振り幅がだいぶ大きいので」
味にもこだわっていて、カレーに桃のピューレを入れ、3時間以上煮込み、コクを引き出しているといいます。「青いのにおいしい」というギャップが受け、カレーパングランプリの最高金賞にも選ばれたということです。